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ぼくの好きな作家の一人に、「マイケル・クライトン」がいます。

昨年、66歳で死亡したので、残念ながら彼の新作を読むことは不可能になってしまいました。

「アンドロメダ病原体」や「ジェラシック・パーク」で一般にも有名な作家ですが、
今回は、その中でも「STATE of FEAR」(邦題は「恐怖の存在」)という小説について、書きます。

これは、いま注目の環境問題、特に環境ロビイスト達の陰謀を扱った物語です(あるいは、環境問題ではなく、それが金儲けの手段として提起されていくその提起のされ方を扱った物語ともいえます)。

最後の部分でクライトンの環境問題に関する見解が述べられていますが、彼の考えは、現時点では妥当なものだとぼくは思いました。

そもそも二酸化炭素の増減と地球温暖化との因果関係がどうやって科学的に検証されたのか、誰も分かっていないのではないのでしょうか?

誰も分かってもいないものが、二酸化炭素排出枠取引などとして、ビジネスの対象にされてしまう!

「Within any important issue,there are always aspects no one wishs to discuss.」

「重要な問題の中には、誰もが目を背けて語りたがろうとしない側面がいつもついてまわっている」。

小説は、ジョージ・オーウェルのこの言葉の引用から始まります。

そして、関係者達の失踪や「ナゾ」の死などが起きてスリリングに展開していきます。「ジェラシック・パーク」と同じパターンで、ハラハラ、ドキドキ。エンターテイメントとしても一流の小説です。

後半の部分でこの本のタイトル、  「恐怖の存在」の意味が語られますが、これはネタばれになるので、書きません。

読んで楽しんで、その後で環境問題について考えさせられる小説です。

英語を勉強をされている方でしたら、英語のペーパーバックで読まれたら如何でしょうか。

最初こそ知らない単語に出くわして、辞書で調べたりするかもしれませんが、作家が使う言葉はある程度パターンがあるので、慣れてくれば辞書を引く回数は少なくなりますよ。







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テーマ:小説
ジャンル:小説・文学
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