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以前、録画していた、NHKの教育テレビを見ていたら、新しく発見された原人、ホモ・フローレシエンシス(Homo,floresiensis)のことを取り上げていた。
Homo,Floresiensisは1メートルくらいの身長しかない小型の人類の一亜種。
彼らは、1万8000年ほど前まで、インドネシアのフローレンス島に生存していた。
人類の亜種がそんなに古くない時代(日本では縄文の旧石器時代)まで、生き残っていたということは、人類学にとってもすごい大発見だったみたいだ。
ぼくたち人類は、約20万年前にアフリカの草原地帯に誕生したのだから、かなりの期間を彼らと共存していたわけだ。

人類はその初期の頃に、彼らに遭遇していたのではないだろうか。
その記憶の断面が、ホビット伝説として、森や山奥に住むこびと伝説として、ぼくたちの中に残っているのではないだろうか。
こんな風に、専門家でないぼくは勝手な想像をめぐらせながらテレビを見ていた。

これと関連するのだが、先日たまたま大阪市の中央図書館に出かけたら、Scientific Americanという雑誌でネアンデルタール人(Homo,Sapiens,Neanderthals)とHomo,Floresiensisを特集している号があったので借りてきた。

NeanderthalsもHomo,Floresiensisも火や道具を用い、死者を埋葬するという習慣もあったそうだ。
特にNeanderthalsは人類の一亜種であり、人類と同様に言語の使用を可能にするFOXP2という遺伝子の配列が見つかったそうだ。脳の容量も現代人とたいして変らないという。ぼくたちと同じような喜怒哀楽をもち、夜空の星を眺めては、この世界の果てについて考えをめぐらしていたのだろうか。


何故、彼らが絶滅の道をたどり、ぼくたちHomo,Sapiensだけが唯一の人類として生き残ってきたのか。
ぼくたちが彼等を絶滅への追いやったのだろうか。

Neanderthalsの絶滅に関しては、数々の考察がなされていた。

旧氷河期の終焉という、急激な気候変動に対応できなかったのが一番の原因ではないかとのことだった。
また、彼らの絶滅は、ぼくたちの祖先が誕生の地のアフリカからアジアやヨーロッパへ移動していった時期と一致するのだから、ぼくたちが何らかの関わりを持ったのは間違いないだろうとのことだった。
食料をめぐって人類とNeandertalsの間に競争が起こり、ぼくたちがその競争に勝った。
Neanderthalsの食料は、当時広く生息していたサイやマンモスなどの巨大な哺乳類が中心で、ぼくたち人類みたいな食の多様性を持っていなかった。
サイやマンモスが死滅していくに連れて、ぼくたち人類は穀類やより小型の哺乳類などへと食料をシフトさせていったが、彼らにはそれができなかった。

真相はこれに近いのではないかということだった。

もしそうだったら、現在、生き残っているぼくたちの数少ない身内である、ボノボやチンパンジーやマウンテンゴリラ達、彼らがこれからも生き残れるような対策を早急にとる必要があるはずだ。
現在では彼らの生息地も、狭いエリアに追いやられているはずだ。
この地上に生存している霊長類が、人類だけになるというのもあまりに寂しすぎる。

参照記事
"Rethinking Hobbits, What they mean for human evolution "
Scientific American November 2009
"Mysteries of the Neandertals" Scientific American August 2009

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テーマ:雑記
ジャンル:本・雑誌
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