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一見、アベノミクスは成功しているように見えますが、海外のサイトに面白い記事があったので、アタマの部分を訳してみました。
さすがに全部を訳すのはまずいと思うので、興味のある方は、原文を読んでみてください。

⇒Should Japan default?

日本はデフォルトするのか?
日本はデフォルトするかもしれない。その理由は二つある。
一つは、日本の借金はあまりに巨額なので、誰も日本国債を買わなくなること。結果は、デフォルトか、ハイパーインフレか、厳しい緊縮財政しか、残されていない。
この3つの中では、デフォルトが一番望ましいように思う。
2001年、アルゼンチンがデフォルトしたとき、アルゼンチン経済は3年間ひどい状態が続いた。でも、その後は経済も回復して、デフォルト前に比べるとむしろ良くなった。

これは、アルゼンチンがたまたまラッキーだったわけではなく、デフォルトした国家の標準的な事例だ。

だから、日本がデフォルトしたからといって、それですべてが終わったというわけではない。
ただ、デフォルトとハイパーインフレとでは、どちらがいいのかはよく分からない。だけど少なくとも、デフォルトは、過酷な緊縮財政が引き起こす長い不況に比べれば、ずっとましだと思う。
さらに悪いのは、緊縮財政は、日本の若者から、いまでも十分恵まれている高齢者たちに富を移転させるようになること。
一方で、デフォルトは、高齢者からその富を奪って若者たちに再分配するようになる。

日本がデフォルトするかもしれない、二つ目の理由。
それはミクロ経済に関してだ。
日本経済は、構造改革が必要である。これについては、誰もが一致している。
だけど、今回、安倍首相が成長戦略の本丸だとする構造改革には、斬新なものはなにもなかった。
日本の既得権益の巨大さに比べて、あまりに脆弱な政治システムを考えると、安倍首相の構造改革もあまり期待できないのかもしれない・・・・・。

以上、アタマの部分だけを訳してみました。
この記事によれば、増税などの緊縮政策による財政立て直しが、一番まずい選択だそうです。
それならば、アルゼンチンみたいに債務不履行になった方がまだましだそうです。日本は、まだまだ製造業が強いのだから、アルゼンチンよりもずっとうまく切り抜けられるそうです。
筆者の主張を、高市早苗さん風にアレンジすれば、次のようになるのでしょうか?
「福島の原発事故が原因では、一人も死ななかった。
日本がデフォルトしたからといって、これが原因で人が死ぬわけではない!」

ただ、これはぼくの考えなのですが、いまは2001年とは違って、金融市場の相互依存はより深まっていますよね。
世界の金融市場をメルトダウンさせて、世界を大恐慌の谷底に落としかねない日本の財政破たんは、中国もアメリカもヨーロッパも許してくれないのではないでしょうか?
キプロスやギリシアという小さな国家の財政破たんでさえ、あれだけ世界が大騒ぎしたのだから。
いまの金融・貿易システムでは、世界第三位の経済大国が、財政破たんしてデフォルトするということは想定されていないように思います。

まあ、この世の中、想定外のこともよく起きるから、ぼくも断言はしませんが。

《参考記事》
TPPについて、リカードの比較優位とか

《追記1》
日本の国債はほとんどが円建てだから、いざとなったら円を刷って返済すればいいだけだ。日本のデフォルトはありえないという論拠の一つになっていますが、でもこれをやったらハイパーインフレになるでしょうね。

《追記2》
以下は、翻訳した部分の原文です。
直訳ではなく、大意をくみとるようなかたちで訳しました。

There are two reasons to think about what happens in the eventuality of a Japanese sovereign default. The first is that Japan's debt might be big enough, and its bond market reluctant enough, that it is forced to either default, hyperinflate, or go into severe austerity mode. In that situation, a default might be the best option. After all, after Argentina defaulted on its debt in 2001, its economy suffered for three years but then did quite well, substantially outperforming its pre-default trend:

That looks like a decently good macroeconomic scenario. And far from being an exception, this story is the norm:

So the precedent for a default is not apocalyptic. Whether this is better than hyperinflation I will leave unanswered, but it seems likely to be better than a long grinding period of austerity-induced stagnation. Also, note that austerity would redistribute wealth from Japan's young to Japan's already-comfortable older generations; a default, in contrast, represents a big transfer of wealth from the pampered old to the struggling young.

The second reason to contemplate a default is microeconomic. Observers of Japan's economy are nearly unanimous on the need for "structural reform". But Shinzo Abe's offerings on that front were extremely anemic. And given the huge edifice of special interests in Japan, and the weak political system there, we can probably expect little progress on that front.
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