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このブログでは、ほとんど政治や時事的なネタを扱うことはないのですが、書いてみました。
後で読み返してみたら、そうとうナイーブな意見で、削除しようかとも思ったけれど、このままアップすることにしました。

日本の貿易総額にしめる中国の割合は、香港を含めるとだいたい1/4で、輸出が約17兆円、輸入が約14兆円。日本は経済的にははっきりと中国に依存しています。(2110年度)

[本文]
SMAPの中国公演がはじまるそうだ。
これが、尖閣事件以来悪くなっている日中関係がよくなるためのキッカケなればいいと、ある政府関係者がコメントをしていた。(SMAPが中国で人気があると思わないし、なんの影響もなく、ただの政治ショーで終わるだろうけれど、これは別のテーマなので省略。)

ぼくとしては、日中関係はべつによくなる必要はないと思うのだが。。。

日本の長い歴史を見ても、日本が朝鮮や中国などと深く関わっていた時期(奈良、鎌倉や戦国の末期、明治から昭和初期)は、紛争と戦乱に明け暮れた時期だった。逆にこれらの国と関わらない時期(平安、江戸、昭和後期)は、わりと平和を享受できていた。

これらの国と関わると、ろくなことがないというのが歴史の教訓だと思う。

国家の体質を大きくジャンル分けすれば、交易でなりたつ海洋国家と、農業を中心とした大陸国家があるように思う。

海洋国家の生活の根幹は、自由な交易と自由にアクセスできる港や航路にあり、大陸国家では、広大な領土と資源の確保にあるのだろう。

歴史的な海洋国家は、フェニキア、ギリシア、カルタゴ、ベネチア、オランダ、イギリス、アメリカ、いまの日本など。
大陸国家は、ペルシア、ローマ帝国、ナポレオン時代のフランス、かってのドイツ帝国、ロシア、中国など。
もちろん、国家にはさまざまな要素が絡まっていて、アメリカだって大陸国家的な要素があるし、いまの中国にだって海洋国家的な要素があるけれど、おおまかにジャンル分けをすれば。

日本は海洋国家として、同じグループのイギリスやアメリカと結びついて繁栄してきたのだし、これからもそうするべきだと思う。(日英同盟や日米同盟。)

もちろん、いまの中国との貿易額を考えれば、中国と結びつくのは仕方がないとしても、長期的に中国と利害関係を一致させるのは、日本のプラスにはならないような気がする。

中国とは、いまのようにサイフの紐だけでつながっている状態がいい。

ぼくは、以前、中国人に、中国人は歴史物が大好きでよく映画化もするけれど、何故、水滸伝は映画化しないのかと質問したことがある。彼は笑っていた。もちろん、いまの中国政府が水滸伝みたいな映画を許可するわけはないだろうけれど。

中国の歴代王朝は、農民の反乱が原因でいつも崩壊してきた。
漢末期の黄巾の乱、唐末期の黄巣の乱、元末期の紅巾の乱、清の太平天国の乱など。中華民国が台湾に追いやられたのも、内陸部の農民たちの支持を受けた共産党との抗争に負けたことが原因だった。もし、いまの共産党政府が崩壊するとしたら、地方の農民の反乱がキッカケになるのだろう。

独裁的なレジームが崩壊するときには、混乱のなか、テロリズムやナショナリズムや排外主義などが横行する。ロシアやユーゴスラビアやイラクで起きたように。カダフィ失脚後のリビアで、アフリカ系住民に対する排外や虐殺が公然と行なわれているように。(これが、何故、日本ではトップニュースにならないのだろう。政治家の失言なんかどうでもいいのに。)
中国人の怒りのホコ先が日本人に向けられる可能性は、彼らの反日感情からして、十分ありえることだと思う。

中国が、いづれは大国として責任ある行動をとってくれると期待する向きも多いけれど、ぼくはそうは思わない。
"ロシアには、独裁とアナーキーの2つのうちどちらかの選択があるだけだ。ロシアで民主主義が花ひらくことはない。"
19世紀のロシアの作家、ゴーゴリがこんな風なことを言っていたけれど、50以上の異民族を抱えていて、その中には漢民族に好意的ではない民族も多く含まれる、いまの中国でも同じだろう。

やっぱり中国とは、あまり深く関わらない方がいい。
中国がいまの経済成長をを維持している間は大丈夫だけれど、それが維持できなくなったときには、大きな混乱が起きると思う。

日本もこれからの超高齢化社会では、その社会的コストの問題は大変だけれど、一人っ子政策をずっと続けてきた中国は、もっとドラスチックなかたちで超高齢化社会を迎えることになる。

それも日本のように、先進国や民主主義という寄り道をせずに、超高齢化社会を迎えるわけだ。

ついでにいえば、中国と同様に韓国ともあまり関わらない方がいいと思う。ぼくは嫌韓論者でもK-POPや韓流ファンでもないからどちらでもいいけれど。
韓国や中国との貿易額などを考えれば、現状では仕方がないとしても、TTPの枠組みなどで、アセアン諸国や環太平洋の海洋国家との交易や交流が徐々に増えていけばいいと思う。(韓国との貿易額は、輸出が約5.6兆円、輸入が約2.7兆円。)

もちろん、経済的な結びつきだけでなく、韓国と中国は隣国だから関わらざるをえないけれど、それも必要最低限にとどめておいた方がいい。
紛争は避けるべきだけれど、無理して仲良くなる必要はない。

[追記1]
去年、尖閣紛争が起きていた時に、インターネットで中国人と英語で論争したことがある。最後には、ひどいのののしり合いになってしまった。このときは、日本語と違って英語は罵倒する単語が豊富だから便利だと思った。
英語で意見を書ける日本人が少ないためか、日本人の参加者は少なかったけれど、やっぱり英語学習はしっかりとやっておくべき。

[追記2]
中国政府が反日教育をやるようになったのは、冷戦終結後、共産党がlegitimacyを失ったことに気づいて、その維持のためには外敵を必要とするのと、共産党こそが日本や国民党の圧政から中国を解放したのだという正当性を主張したいからなのだろう。(かっての敵はソビエト連邦だったけれど、それが崩壊してしまったから。)

参考記事
尖閣問題、これだけはいいたい!
8/15日のNHKでの日韓討論について

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テーマ:政治・時事問題
ジャンル:政治・経済
コメント
SMAP見て喜んでんのは、日本人でもほんの一部なのに、わざわざ中国行って何やってんだか。
中国の震災援助に感謝って、台湾とアフリカには感謝するが、中国にはねぇー。

2011/09/18(Sun) 20:02 | URL | 慎吾 | 【編集
アフリカはアメリカの間違いでした。
2011/09/19(Mon) 12:18 | URL | 慎吾 | 【編集
以前コメントをしたものです。
面白かったもので、他の記事も読ませて頂きました。中国の内戦と人口についておもいろい記事がありますので紹介します。http://www.geocities.jp/cato1963/jinkou996.html
2012/01/02(Mon) 20:59 | URL | きりん | 【編集
きりんさんへ
コメント、ありがとうございます。
紹介された記事は、おもしろかったです。
百年戦争時代のフランス、三十年戦争時代のドイツなど、人口減少は何度の繰り返されていた。
三国志の英雄時代が、中国の人口がもっとも減少した時代だったというのも。。。
なんか、70億に膨らんだ現在の人口問題についても、考えさせられる内容でした。

今年の前半は、ギリシアやイタリアの国債償還やイランの核問題など大変なことが続きますが、どうなるのでしょうか?
2012/01/04(Wed) 13:56 | URL | sigeru | 【編集
国債償還の問題はいずれ日本にもやってきますよね。
国際的に迷惑のかかる予算編成が、自国民の主権のもとに行われていることが「民主主義的」なのか、疑問です。
ドイツあたりがEUから脱退しないのか私は心配しています。
2012/01/21(Sat) 20:13 | URL | きりん | 【編集
Re: きりんさんへ
きりんさん、おはようございます。

日本の財政は、ギリシア以上にひどい状態ですね。

>ドイツあたりがEUから脱退しないのか私は心配しています。

ドイツの政治家が、「ギリシア人は自国の島を売り払ってでも借金を返せ」と言って、ひんしゅくをかっていましたが、こういうまわりの空気を読まないのがドイツ人気質なのでしょうか?
ユーロの恩恵をドイツ人が最も受けていたわけだから、これからどうするのでしょうか?
国家の枠を超えた共通通貨と、国家主権によって国家が独自の財政政策を行なうという二重構造で、問題が起きない方がむしろ不思議だと思います。
2012/01/22(Sun) 05:04 | URL | sigeru | 【編集
>「ギリシア人は自国の島を売り払ってでも借金を返せ」

これを日本人が言われる日がくるかもしれませんね。IMFあたりに。

破綻した国家は、一時的でも財政政策の決定権を制限されるべきだと思います。

そうしなければ「どうせ誰かが何とかしてくれる」と考えるでしょう。
領土を売りに出せ、とまでは思いませんが、、、
2012/02/01(Wed) 18:58 | URL | きりん | 【編集
Re: きりんさんへ
きりんさん、こんばんは。

>破綻した国家は、一時的でも財政政策の決定権を制限されるべきだと思います。

そうかもしれませんね。
ドイツにすれば、ギリシアがデフォルトすれば、ギリシアにお金を貸しているドイツの金融機関も倒産するわけで、結局は、東電やギリシアなどの、"too big to fail"なところが、一番強いというわけになるのでしょうか?

そうであるならば、日本は世界一の借金国であっても、GDP500兆円以上の超経済大国で、日本のデフォルトは日本だけではなく、アメリカや中国やヨーロッパにとっても、絶対に許されないことなんでしょうね。

イタリアなどの南欧諸国が国債償還を乗りきれるか、今年前半は、イランとヨーロッパから目が離せません。
2012/02/04(Sat) 18:50 | URL | sigeru | 【編集
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