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《2月12日、追記》
後で、The Economist の記事と自分の文章を読み返しながら、The Economist の英文を 『小難しい構文などは一切なく、英文自体は中学レベル』 と断言するのは言い過ぎだと思いました。(汗)
ただ、英文読解の学習をやられている方から、The Economist が難しいという話をよく聞いていましたから。そのとき、The Economist の記事の内容を難しいと感じるのか、それとも、The Economist の英語の表現を難しいと感じるのか、自分にはよくわからなかったから。
英文読解の学習では、この両者は厳格に区別する必要があると思います。

《本文》
ある女性が、The Economist に関して次のような意見を述べられておられた。

>The Economist は簡単なことを小難しく、皮肉を込めた文章が多い。

ぼくは The Economist は記事の内容は別にして、英文自体はとてもシンプルに書かれていると思っていたので、この言葉は少し意外だった。
今回は、The Economist の中から無作為に記事を選んで、The Economist の英文がやさしいことを論証しようと思いました。

以下は、The Economist の記事の書き出し部分です。
繰り返しますが、やさしい英文の記事をわざと選んだのではなく、at random に拾ってきたものです。ぼくの印象としては、小難しい構文などは一切なく、英文自体は中学レベルだと思いました。

⇒The genetic contribution Neanderthal man made to modern humanity is clearer

How Neanderthal are you? That question sounds vaguely insulting. But unless you are African, or of recent African ancestry, the answer is likely to be 1-3%.
Though Homo sapiens is the only type of human around at the moment, that was not true until recently. Sixty thousand years ago, when modern humans first left Africa, they encountered other species of humanity, such as Neanderthals (imagined above, in an artist’s interpretation), in Europe and Asia. In some cases, they interbred with them. The genetic traces of those encounters remain in modern human genomes. And two studies, one just published in Nature, and one in Science, have now looked in detail at this miscegenation, and tried to understand its consequences・・・・

だんだん読み進めると、人類がネアンデルタール人と交配していたという話、ネアンデルタール人のDNAが現代人の糖尿病やクローン病やlupas症候に影響を与えているという話、X chromosome(X染色体)と不妊の関係など、内容がかなり専門的になっていきます。
英文自体はあいかわらずシンプルで、凝った言い回しなど一切出てきません。
途中、the ghost in the machine (次の英文の最初の部分)のようなフレーズが出てくるが、これも英語構文の難しさというより、フレーズの背景知識を知っているかが問われているのだと思います。
このフレーズは記者が自分の知識をひけらかしたいために挿入しただだけで、全体の流れにはあまり関係ありません。The Economist のこういうところが、難しいと言われる所以なのかもしれません。

長い記事なので途中を省略していますが、以下は最後の20行。
最後までシンプルでやさしい英文だった。内容は専門的でかなり難解だと思います。

The ghost in the machine
Dr Vernot and Dr Akey also used their data to try to improve understanding of the Neanderthal genome itself, by combining the bits and bobs scattered among modern humans. Though both their study and Dr Sankararaman’s depended on being able to identify what was Neanderthal by comparing modern human genomes with fossil DNA, the fossil material available is imperfect. Looking at the exact sequence of DNA “letters” (the chemical bases which carry the genetic message) in areas identified as Neanderthal in modern genomes can therefore improve understanding of the Neanderthal original.

Crucially, though the amount of Neanderthal DNA in any individual is small, the exact bits vary a lot from person to person. Look at enough people, then, and it becomes possible to rebuild quite large swathes of the Neanderthal genome. Dr Vernot and Dr Akey reckon that from their sample of 665 they have recovered around 20% of it.
This is an impressive figure for an extinct species. It shows just how much the concept of a “species” is a construct of human thinking rather than a truly natural category. Technically, Neanderthals may be gone. But their DNA ghosts linger on.

やっぱり、The Economist の記事は、基本レベルの英文で書かれていると思った。英文はやさしくても、それが取り扱っている事柄は難しいと思いますが。
これ以上やさしく書くと間違った記事になってしまう。
The Economist はそのくらいぎりぎりのレベルまで、本来は専門知識がないと理解できないような事柄でもシンプルな英語で誰もが理解できるように書こうと努力している。

ぼくが、The Economist を好きな理由です!

もちろん、一般紙という制約があるのでより深く理解しようと思ったら、NatureやScience のオリジナル論文にあたった方がいいのでしょう。
でもそうしたら、ぼくは門外漢だから読んでも何も理解できないと思う。(汗)

参考記事
英文チェックソフト、「Ginger」を使ってみた
第170回TOEIC公開試験の結果と、TOEICについて思うこと
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テーマ:雑記
ジャンル:その他
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