ぼくは日本の新聞はあまり読まないから、朝日などの日本のメディアが戦後70年の安倍談話をどう報道したのかは知らない。(談話はネットにアップされていたのを読んだ。)
個人的には、安倍首相の談話はとてもよかったと思う。
とくに以下の言葉には共感できた。

『あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。』

戦後生まれで70年前の戦争に何の関わりもない安倍首相が、謝罪の言葉を陳べなければならないとしたら、そのことが異常だろう。

安倍談話とも少し関連しているのだが、イギリスの有名な雑誌、The Economist の8月15日版のトップ記事はおもしろかった。
『習の歴史の教訓』。
サブタイトルは、”中国がいかに歴史を強奪しているか”。

⇒Xi’s history lessons

一部を抜粋して翻訳すれば、

『悪魔化することの危険性。
中国が日本を悪魔のように見なすのはフェアでないばかりか、危険なことでもある。 国家的な敵愾心を煽ることばかりやっていると、いつもそれをコントロールできるとはかぎらないのだ。いまのところ、日本が領有している尖閣(Diaoyu)諸島に対する中国の挑発は武力による脅かしだけで、流血にまではいたっていない。しかし、ちょっとした計算違いがさらに悪い事態を引き起こす危険性はつねに孕んでいる。』
The dangers of demonisation
China’s demonisation of Japan is not only unfair; it is also risky. Governments that stoke up nationalist animosity cannot always control it. So far, China’s big show of challenging Japan’s control of the Senkaku (or Diaoyu) islands has involved only sabre-rattling, not bloodshed. But there is always a danger that a miscalculation could lead to something worse.

この記事はThe Economist の記事の中で、もっとも多くのコメントが寄せられていた。ほとんんどがjingoisticな中国人によるゴミのようなコメントばがりだったが。
9条信者には、是非この記事と中国人のコメントを読んで欲しい。
英語の学習にも役立ちますよ。
コメントは英語学習者が書いてはいけない、間違った英語(Chinglish)のサンプル集みたいなものだったから。(爆)

最後に一言だけ付け加えれるならば、この記事のタイトル、『習の歴史の教訓』とはどういう意味だろうか?
ぼくには、中国にしろ韓国にしろアメリカにしろイギリスにしろ、あるいは日本のリベラルにしろ保守派の人たちにしろ、それぞれの歴史解釈のバージョンがあるだけのように思えるのだが。
ぼくは歴史の本当の教訓は、これはとても残念なことだけれど、ヘーゲルの次の言葉の中にあると思う。

『人は歴史から何も学ばないということを、私は歴史から学んだ。』

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