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もうすぐ、iPhone6 が発売されるという噂だ。
まあ、それとはあまり関係ないことだけれど、iPhone を生み出した希代のイノベータ―、スティーブ・ジョブズの伝記本をようやく読了した。
Kindle版も購入していたが、紙のハードカバー(英語)で読んだ。
630ページの長さで、厚さが6センチほどあった。
ポットやスマフォやノートPCなどと一緒にカバンに入れて持ち歩いたら、カバンがパンパンにふくれた。(汗)

それでも、これは紙の本で読むべきだと思った。

生前、ジョブズは伝記の内容については、一切、口を挟まなかったそうだ。
彼は残忍で怒りっぽく支配欲の強い性格だったし、嘘をついて多くの敵や友人を欺いてきたから、それらの所業が伝記本で暴露される恐れもあっただろうに・・・。

その彼も、本の表紙や装丁には注文をつけた。
ハードカバー版だと紙にちょっとグレー色がかかっている。優しい色合いで、長く読んでいても目が疲れない。また、ざらっとした厚手の紙質の手触りがとてもいい。
表紙も、シンプルで美しい。
こうした細部へのこだわりは、ジョブズが作り上げたmacやiPodやiPhoneにそっくりだ。
シンプルこそが、洗練の極み(Simplicity is the ultimate sophistication)という彼の哲学が、この本の中にも息づいているように思う。

日本語の翻訳本は見ていないが、ジョブズのこうしたこだわりがちゃんと生かされているのだろうか?

ハードカバー版(英語)の表紙↓
jobs1.png

内容もとてもおもしろい。
複雑で矛盾のかたまりのようなジョブズの姿を、そのネガティブな面も含めて詳しく書かれていた。
たとえば、めったに風呂に入らず体臭がきつかったこと、平気で嘘をついて友人を欺いたこと、Apple Ⅱ の成功で長者番付にのるほどの大金持ちになったにもかかわらず、かっての恋人と自分の娘への養育費支払いを拒否して、彼女らを福祉で生活するような極貧状態に放置したことなど・・・・。
ジョブズは生みの親に捨てられて里親のもとで育てられた。育ての親はとても愛情深い人たちだった。
彼はこうした運命に怒ったが、同じことを自分の娘にも繰り返してしまった。(親に虐待された子供は、自分が親になってから同じように子供を虐待するケースがよくあるという。ぼくは精神科医ではないので、こうした心のメカニズムはよく分からないが・・・。)

ジョブズの気質については、元アップル社員の、カゼ―の次の言葉が簡潔に語っていると思う。
『民主主義に沿ってたんじゃ、素晴らしい商品なんて創れっこない。闘争本能の固まりのような独裁者が必要なんだよ。』

たぶん、現状では、この本がジョブズに関するもっとも詳しい資料ではないだろうか?

それから、いまの若い人は知らないかもしれないので書くが、スティーブ・ジョブズは iPodやiPadやiPhone などを生み出したことで有名だけれど、彼はパーソナル・コンピュータの世界でも革命児だった。

昔のコンピュータには、いまのMacやWindowsのように、アイコンやマウスを使ったグラフィカル・ユーザー・インターフェース(以下、GUIと省略)などなかった。
まだ、インターネットもブロードバンドもなかった頃だ。
ぼくがはじめてネットに接続したときは、ダウンロードされた文字データが順次モニターに表示されるのだが、モデムの速度があまりに遅くて、そのままその文字を目で追って読むことができたくらいだ。ダウンロードが終わる頃には、ほぼ読み終わっていた。(これは、さすがに大げさですが。爆。)

その頃のコンピュータは、キーボードからコマンドという暗号みたいな文字を入力して操作していた。
一つ例をあげるならば、ファイルを削除したい場合は、以下のようなコマンドとファイル名を入力していた。

たとえば、MS DOS系のOSだと、
A>del abcd.exe
⇒この意味は、Aドライブのカレントディレクトリにある、absd.exeというプログラムファイルを削除する。

CP/MというOSだと、
A>erase absd.exe
Unix系だと、
A>rm abcd.exe と、それぞれキーボードから入力していた。

del, erase, rm などは、削除コマンドと呼ばれるもので、ファイル一つを削除するにも、こうした暗号みたいなコマンドを覚える必要があった。
昔のコンピュータは、誰もが簡単に使えるものではなかった。(当時はコンピュータがあまりにバカ高く、簡単に買えないということもあったのですが。ぼくの友人は、Macintosh のことを 「借金トッシュ」 と呼んでいた。Macを買うために、高額のローンを組む人が多かったから。)

これらを一気に変えたのは、スティーブ・ジョブズの生み出したMacintoshだったように思う。
ジョブズのMacでは、コマンド名を覚えなくても、マウスとアイコンを使っていろんな操作が可能になっていた。
たとえばMacでファイルを削除したい場合は、マウスで、そのファイルをクリック&ドラッグしてゴミ箱のアイコンの中に放り込めばファイルは削除される。
del, erase, rm などの削除コマンドを覚える必要はなくなった。
ジョブズのMacによって、誰でも簡単にコンピュータを使えるようになった。

その後、Macの成功を見て、マイクロソフト社から Mac のグラフィカル・インターフェースをそのままコピーしたような windows95が発売された。
ちょうど、いまのアンドロイド携帯が、ジョブズが作り出したiPhoneのインターフェース(アイコンとタッチ操作)をほぼ完璧にコピーしているように。

《追記》
公平に書くならば、ジョブズがMacで生み出したGUIもジョブズのオリジナルではなく、Xerox PARC で使われていたGUIをMacにコピーしたもの。
このいきさつについては、Steve Jobs の本の中では、コンピュータ産業の歴史で最大の剽窃の一つ(one of the biggest heists in the chronicles of industry)と書かれていた。

先週の土曜日、ミナミのジュンク堂に寄って、『NHKラジオ ビジネス英会話』を2冊買ってきた。

合計で、5,400円 。
実ビジ1

2004年10月から2006年9月までの放送をまとめたもので、それぞれ1年分を収録している。
これだと、1ヵ月分の放送がスクリプトと音声ファイル付きで、 225円だから、驚異のコスパだと思った。

ためしに、at randam に選んで、ディクテーションをしてみた。
青表紙の、『 New Digital Divide 』 と 『 Perils of E-mails 』 の2つ。
この音声ファイルは、2週間分のスキットがまとめて聞けるからとても便利だ。

気のせいかもしれないが、いま放送されている実践ビジネス英語にくらべると、発音が若干異なっているように思えた。
いまの放送は個々の単語や文がゆっくりと明瞭に発音される傾向にあるが、昔のは liaisonやreductionが多いように感じた。
また、くせのあるアクセントの話し手も多かった。
もちろん、それだけナチュラルな会話に近いだろうから、個人的には、昔の音の方が好きだ。

以下は、ディクテーションを間違えた箇所。
実際には、3つ以上、間違えました。(汗)

① The dummies who get into trouble lean on us computer geeks to help them out・・・・(New Digital Divide)

get into trouble と lean on と動詞が重なっていたから、一瞬、とまどってしまって、最後の help them out を聞き漏らした。
一瞬、ヘルパマゥ みたいに聞こえて何なんだろうと思ったが、help の最後の p の音と次の th の音が融合し、them out の m と out がリエゾンして、最後の t の音が脱落した音だった。

② I'll bet all hell broke loose at Crounin Brothers this morning・・・・(Perils of E-mails)

『all hell broke loose =大騒ぎになった』 という意味を知らなかったし、ディクテーションでは、at を抜かしてしまった。( " at " の音はほぼ発音されなかったから、これを書きとめるのは、リスニング力ではなくて、この場合には、at が必要だととっさに判断できる語彙や文法力だと思う。)

ぼくなりに、ディクテーションのコツを書くならば、ディクテーションは耳だけで聞くのではなく、語彙や文法や読解などの英語の知識を総動員して、聞き取るように努めなければならない。
liaison や reduction された音の流れから、脳内で音を補完して文を組み立てて理解していかなければならないから。(これらは、母国語ではみんなが無意識にやっていることだと思う。)

『all hell broke loose =大騒ぎになった』 という表現も、直訳すれば、" 地獄が解き放された " だろうが、何となく雰囲気がでていて、おもしろいと思った。

③ so new markets for gadgets are in the pipeline to ease them into old age・・・・(New Digital Divide)

前後の文脈から、何故、pipeline という言葉が急に出てくるのかよくわからなかったし、最後の部分も、イーザメンタオーㇾエージ みたいに聞こえた。
たぶん、ease them into old age というフレーズで、ease の se と them の th の音が融合して、次の em と into の in がリエゾンしているのだろうが、どこで区切るのかよくわからなかった。

意味は、『 彼らを徐々に老いに適応させるためのガジェット市場が、あらたにできつつある 』 だそうだ。

『in the pipeline to =できつつある 』 というフレーズは、使えたらかっこいいように思うが、書き言葉でもめったに使わないだろうし、会話で使う機会などあるのだろうか?
それに、pipeline という言葉は、一つの工程が終わってそれを次の工程へわたすためのプロセスを連想させるから、ぼくの仕事場では、『in the pipeline to 』 という表現は禁句だとも思った。

《結論》
個人的には、今回購入した、『NHKラジオ ビジネス英会話』は、ディクテーションの教材として素晴らしいと思いました。
とくに、昔のやつは、いまの放送のように単語や文をくぎるように明瞭に発音せずに、くせのあるアクセントの話し手も多く、音が liaison や reduction することも多いように思うから。



参考記事
NHKの「実践ビジネス英語」について
欧米のサイトで、どんな SF がオールタイムベストに選ばれているのか、調べてみた。
有名どころでは、David Pringle's the 100 Best Novels of SF などを含めて、いくつかのサイトを覗いてみた。
どこも、日本での評価とはまったく異なっていた。

あるサイトだと、ベスト10は、以下のようなランキングになっていた。⇒Top 100 Sci-Fi Books

① Dune (Frank Herbert)
② Ender's Game (Orson Scott Card)
③ The Foundation Trilogy (Isaac Asimov)
④ Hitch Hiker's Guide to the Galaxy (Douglas Adams )
⑤ 1984 (George Orwell)
⑥ Stranger in a Strange Land (Robert A Heinlein )
⑦ Fahrenheit 451 (Ray Bradbury)
⑧ Neuromancer ( William Gibson)
⑨ 2001: A Space Odyssey (Arthur C Clarke)
⑩ Do Androids Dream of Electric Sheep? (Philip K Dick)

この選択は、個人的には、非常に不満だし承服もできない。(以下、作品名は日本語タイトルにしています。)

Dune や 『エンダーのゲーム』 がアメリカで評価が高いは分かるが、1位と2位になる作品ではないだろう。
6位に、ロバート・A・ハインラインの 『異星の客』 が入っている。
日本でロバート・A・ハインラインのベスト作品をあげれば、ぶっちぎりで、『夏への扉』 が選ばれるはずだ。(ぼくとしては、Starship Troopers をあげたいが。)

このサイトは、作品としての素晴らしさよりも、映画化されてヒットした原作を中心に選んでいるように思う。
2位の『エンダーのゲーム』は、ギャビン・フッド監督により、2013年に映画化された。
8位の 『Neuromancer』 は、大ヒット映画 『マトリックス』 のモデルになっていたし、サイバーパンクというジャンルを生み出した作品だ。
9位の 『2001年宇宙の旅』 も、スタンリー・キュービックによって映画化され大ヒットした。(個人的には、アーサー・C・クラークのベスト作品は、『2001年宇宙の旅』 ではなく、『幼年期の終り』 だと思う。)
10位の 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 も、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画、 『ブレードランナー』 のモデルになった作品だ。

このサイトで何よりも不満なのは、ジェームス・P・ホーガンの 『星を継ぐもの』 が選ばれていないことだ。(他のサイトもいくつか見たが、どれもホーガンは選ばれていなかった。)
ぼくは、『星を継ぐもの』 は、SF 史上に燦然とかがやく傑作だと思っているので、これにはちょっと納得ができない。
ちなみに、『星を継ぐもの=Inherit the Stars 』 というタイトルの由来は、主人公の一人、ダンチェッカー博士の次の言葉からきている。

"And so, gentlemen, we inherit the stars. Let us go out, then, and claim our inheritance. We belong to a tradition in which the concep of defeat has no meaning. Today the stars and tomorrow the galaxies. No force exists in the Universe that can stop us."

『だから、みなさん、私たちがこの星々を受け継いだのだ。だったら、行って、その相続を主張しようではないか。私たちの伝統では、敗北という概念は意味を持たない。今日は太陽系、明日には銀河系の外へ出ていく。私たちを止める力は、この宇宙には存在しないのだ。』

あまりに能天気だが、ぼくは、ホーガンのこうした無邪気な楽天主義が大好きだ。(爆)
ぼくも、一人のエンジニアとして、ホーガンみたいに科学と技術の進歩を信じたい。
とくに福島原発事故以来、科学への信頼がうすれて、非科学的なカルト主義が蔓延しているように思うから。

ホーガン作品では、『星を継ぐもの』 以外に、『創世記機械』、『未来からのホットライン』 なども好きだった。
日本語訳は読んでいないが、原文はどれも簡明で分かりやすい英語だった。英語リーディングの学習をやられていて、SF 好きな人は、是非、ホーガンの原書に挑戦してみてください。

『創世記機械』のメインプロットは、自然界の4つの力を一つに統合した統一場理論。もちろん、架空の理論なのだが、途中、物理学の教科書のような解説が続く。(爆)

『未来からのホットライン』 に関しては、以前、このブログでも少し解説した。
常温核融合、マイクロブラックホール、反粒子を使った過去との通信など、SF おたくが泣いて喜ぶプロットが盛り沢山なのだが、その一部を引用すれば、

⇒ビッグコミックから、「未来からのホットライン」の連載がはじまる!

自分は、素粒子物理学の知識はあやふやなので間違っているかもしれません。(汗)
過去への通信の媒体としては、時間軸を逆に進む"反粒子"が使われていた。高エネルギー状態で、電子-陽電子を対消滅させると、正のエネルギーを持ったガンマ線などとともに、負のエネルギーを持った反粒子パルス波も発生する。このパルス波は、時間軸を逆転して過去へ放出される。この性質を利用して、過去との通信を試みるという設定。たぶん、これはアメリカの物理学者ファインマンが提示した仮説に基づいていると思う。ファインマンは、日本の朝永振一郎とともに1965年にノーベル物理学賞を受賞している。

『星を継ぐもの』 についても、以前、ブログに書いた。
ネタバレしないように、ストリーのさわりを引用すれば、

⇒「星を継ぐもの」、SF 史上に燦然とかがやく傑作

205X年の近未来。
月の資源の調査をしていた一行が、月の渓谷の中に人間の遺体を発見する。
調査の結果、この人間は月面基地のどこの部署にも所属していないこと、さらには5万年前に死んだ人間の遺体だということが判明する。(遺体の炭素同位体の崩壊率から、年代測定はほぼ間違いないことが確確認された。)
5万年前の人間の遺体が、何故、月の渓谷にあるのか?
当時は人類は誕生したばかりで、月旅行に出かける技術を持っているはずもないのに。

この謎の解明に向かって、世界中からさまざまな分野の学者たち、医者、歴史学者、言語学者、考古学者、人類学者、生物学者、遺伝学者、物理学者などがチームを組んで挑戦していく。

それは、人類の由来、失われた惑星、太陽系の起源という壮大なミステリーへの挑戦でもあった!

ジェームス・P・ホーガンの作品は、どれも壮大なホラ話なのだが、豊かな想像力と、それを裏つける科学理論のディティールの確かさが読んでいてとても心地よい。たとえ、それが架空の理論であっても。
これこそが、まっとうな SF 作品だ!



↑ 『星を継ぐもの』 と、その続編、『ガニメデの優しい巨人』 を収録。どちらも、文句なしの傑作。それを1冊にまとめてこの値段だから、驚異のコスパだと思う。
《2月12日、追記》
後で、The Economist の記事と自分の文章を読み返しながら、The Economist の英文を 『小難しい構文などは一切なく、英文自体は中学レベル』 と断言するのは言い過ぎだと思いました。(汗)
ただ、英文読解の学習をやられている方から、The Economist が難しいという話をよく聞いていましたから。そのとき、The Economist の記事の内容を難しいと感じるのか、それとも、The Economist の英語の表現を難しいと感じるのか、自分にはよくわからなかったから。
英文読解の学習では、この両者は厳格に区別する必要があると思います。

《本文》
ある女性が、The Economist に関して次のような意見を述べられておられた。

>The Economist は簡単なことを小難しく、皮肉を込めた文章が多い。

ぼくは The Economist は記事の内容は別にして、英文自体はとてもシンプルに書かれていると思っていたので、この言葉は少し意外だった。
今回は、The Economist の中から無作為に記事を選んで、The Economist の英文がやさしいことを論証しようと思いました。

以下は、The Economist の記事の書き出し部分です。
繰り返しますが、やさしい英文の記事をわざと選んだのではなく、at random に拾ってきたものです。ぼくの印象としては、小難しい構文などは一切なく、英文自体は中学レベルだと思いました。

⇒The genetic contribution Neanderthal man made to modern humanity is clearer

How Neanderthal are you? That question sounds vaguely insulting. But unless you are African, or of recent African ancestry, the answer is likely to be 1-3%.
Though Homo sapiens is the only type of human around at the moment, that was not true until recently. Sixty thousand years ago, when modern humans first left Africa, they encountered other species of humanity, such as Neanderthals (imagined above, in an artist’s interpretation), in Europe and Asia. In some cases, they interbred with them. The genetic traces of those encounters remain in modern human genomes. And two studies, one just published in Nature, and one in Science, have now looked in detail at this miscegenation, and tried to understand its consequences・・・・

だんだん読み進めると、人類がネアンデルタール人と交配していたという話、ネアンデルタール人のDNAが現代人の糖尿病やクローン病やlupas症候に影響を与えているという話、X chromosome(X染色体)と不妊の関係など、内容がかなり専門的になっていきます。
英文自体はあいかわらずシンプルで、凝った言い回しなど一切出てきません。
途中、the ghost in the machine (次の英文の最初の部分)のようなフレーズが出てくるが、これも英語構文の難しさというより、フレーズの背景知識を知っているかが問われているのだと思います。
このフレーズは記者が自分の知識をひけらかしたいために挿入しただだけで、全体の流れにはあまり関係ありません。The Economist のこういうところが、難しいと言われる所以なのかもしれません。

長い記事なので途中を省略していますが、以下は最後の20行。
最後までシンプルでやさしい英文だった。内容は専門的でかなり難解だと思います。

The ghost in the machine
Dr Vernot and Dr Akey also used their data to try to improve understanding of the Neanderthal genome itself, by combining the bits and bobs scattered among modern humans. Though both their study and Dr Sankararaman’s depended on being able to identify what was Neanderthal by comparing modern human genomes with fossil DNA, the fossil material available is imperfect. Looking at the exact sequence of DNA “letters” (the chemical bases which carry the genetic message) in areas identified as Neanderthal in modern genomes can therefore improve understanding of the Neanderthal original.

Crucially, though the amount of Neanderthal DNA in any individual is small, the exact bits vary a lot from person to person. Look at enough people, then, and it becomes possible to rebuild quite large swathes of the Neanderthal genome. Dr Vernot and Dr Akey reckon that from their sample of 665 they have recovered around 20% of it.
This is an impressive figure for an extinct species. It shows just how much the concept of a “species” is a construct of human thinking rather than a truly natural category. Technically, Neanderthals may be gone. But their DNA ghosts linger on.

やっぱり、The Economist の記事は、基本レベルの英文で書かれていると思った。英文はやさしくても、それが取り扱っている事柄は難しいと思いますが。
これ以上やさしく書くと間違った記事になってしまう。
The Economist はそのくらいぎりぎりのレベルまで、本来は専門知識がないと理解できないような事柄でもシンプルな英語で誰もが理解できるように書こうと努力している。

ぼくが、The Economist を好きな理由です!

もちろん、一般紙という制約があるのでより深く理解しようと思ったら、NatureやScience のオリジナル論文にあたった方がいいのでしょう。
でもそうしたら、ぼくは門外漢だから読んでも何も理解できないと思う。(汗)

参考記事
英文チェックソフト、「Ginger」を使ってみた
第170回TOEIC公開試験の結果と、TOEICについて思うこと
テーマ:雑記
ジャンル:その他
fc2 では、一ヵ月間ブログを更新しないと広告が表示されます。これを消すための安直な更新。
以下に書くことは、自分がたまたまそう感じたというだけで深く考えた結果という訳ではありません。
少し極端な例をあげているかもしれないし、そもそも自分は教育に関してはまったくの門外漢だから。。。

これは少し前の話だけれど、時間が空いたので、ミナミの丸善ジュンク堂に寄ってみた。
そこで、大学受験の和文英訳の問題集をめくっていたら、次のような問題を見つけた。

「この頃のテレビはちっともおもしろくないね。
そうだね、手間ひまかけないお手軽番組でお茶をにごしているようだね。」

実際の大学入試で出題された和文英訳の問題だそうです。

これって、ひどくないですか?
最初の文では、「These days TV programs are quite boring...」などが思い浮かぶけれど、2文目の、「手間ひまかけないお手軽番組」とか、「お茶をにごしている」とかは、日本語のニュアンスに引きずられて、どう英語に変換すればいいのかまったくわからなかった。
英語では何を主語にしていいのかもわからないし、自分には、「they seem to compromise with cheap programs that take no time and effort...」くらいしか、思い浮かばなかった。(汗)
解答は見なかった。どうせ手間ひまかけない、日本語の意味をなぞったお手軽英文をこしらえてお茶をにごしているだけだと思ったから。(笑)

もう一つ例をあげれば、
「この頃は暖かくなってきて、三寒四温を実感できるようになった。」

これらは英作文の能力というよりも、日本語に固有の言い回しをどう英語にするかという、裏ワザやテクニックを試しているだけの奇問に思えた。
英語のコミュニケーションの基礎さえまだ不十分な受験生に、こんな奇問を出題してどうするんだろうか?
自分もそうだが、日本語に引きずられてへんな英文を書いてしまうだろうし、わざわざへんな英文を書くクセを受験生に与えるだけのように思えた。

英作文の試験には、和文英訳の問題などいらないとも思った。
それよりも、何かテーマを与えて、それについて自由に英語で書かせた方がずっと正しく受験生の英作文の能力を判断できるだろうに。

ついでに書けば、最近は地球規模の気候変動で夏から直ぐに冬に変わるし、冬も春を通り越して暑い夏に変わるから、「三寒四温」など感じないわ。

【関連記事】
第170回TOEIC公開試験の結果と、TOEICについて思うこと
自分はほとんど本を読まないのだが、たまたま時間が空いたので、Arthur Conan Doyle の "A Study of Scarlet " を読んでみた。
これはずっと前に、著作権が切れて無料になった他の本と一緒に、Kindle に放り込んでいたものだ。
先日、たまたま時間が空いたので、スタバに寄って読んでみた。

英語に関しては、100年以上も前の本だから古い表現が多く難しいだろうと思っていたけれど、わりとスムーズに読めた。

ここに一部を貼り付ければ、

it attempted to show how much an observant man might learn by an accurate and systematic examination of all that came in his way. It struck me as being a remarkable mixture of shrewdness and of absurdity.The reasoning was close and intense, but the deductions appeared to me to be far-fetched and exaggerated. The writer claimed by a momentary expression, a twitch of a muscle or a glance of an eye, to fathom a man's inmost thoughts.

Deceit, according to him, was an impossibility in the case of one trained to observation and analysis. His conclusions were as infallible as so many propositions of Euclid. So startling would his results appear to the uninitiated that until they learned the processes by which he had arrived at them they might well consider him as a necromancer.

"From a drop of water," said the writer, "a logician could infer the
possibility of an Atlantic or a Niagara without having seen or heard of
one or the other. So all life is a great chain, the nature of which is
known whenever we are shown a single link of it.

こんなことを書くとシャーロキアンに怒られるかもしれないが、"A Study of Scarlet " は短かいし、ちょっとした時間つぶしにはよかった。
科学に対する無邪気な楽天主義も、イギリスのビクトリア朝の時代精神 (Zeit Geist) を反映しているようで、なんとなくおもしろかった。
当時は、プランクの量子仮説やハイゼンベルクの不確実性原理やゲーゲルの不完全性定理などのお化けがでてくるずっと前だから、実験や観察や論理的な思考から真理に到達できるはずだと、無邪気に信じられていたのだろう。

あらためて、小説は、その時代を写しだす鏡なのだと思った。

"A Study of Scarlet " は、英語はやさしいし、無料で Kindle に落とせるし、かなりおススメです。
シャーロック・ホームズのデビュー作であり、ミステリーとしても、a human tragety としても、文句のつけどころのない傑作を、こんな風に安易に紹介するのもどうかと思うけれど。
アマゾンのレビューに、「これを読んだら、全巻を読みたくなるような本」と紹介されていましたが、まったくその通りで、ぼくも、他のホームズ・シリーズを読みたくなりました。

ほぼ同時代の、日本の作家の樋口一葉や二葉亭四迷などを、日本語でこんなにスムーズに読めるかと聞かれたら、ぼくにはまったく自信がありません。(汗)

原文は無料で、以下のサイトかアマゾンから落とせます。

⇒Project Gutenberg

《追記》
あらためて読み返したら、情景がよく浮かばずに、分かったつもりで読み流していたことに気づいた。(汗)

一例をあげれば、

I was a strollin' down, thinkin' between ourselves how uncommon handy a four of gin hot would be, when suddenly the glint of a light caught my eye in the window of that same house. Now, I knew that them two houses in Lauriston Gardens was empty on account of him that owns them who won't have the drains seen to, though the very last tenant what lived in one of them died o' typhoid fever. I was knocked all in a heap therefore at seeing a light in the window, and I suspected as something was wrong. When I got to the door----"

上の文では、以下の箇所がよく分からなかった。

thinkin' between ourselves how uncommon handy a four of gin hot would be,  

ここだけの話、ホット・ジンを4ハイ、飲みたかった?
でも、それだったら、four hot gins と素直に書くと思うけれど。
また、過去の仮定の話で、 "would be" が使われるのもおかしいような気もするが、会話文だからいいのかな。
130年前の英語の語法については詳しくないから、よく分からない。。。

⇒調べたら、"a four of fish" で、4ペニーで買えるフィッシュとポテトチップという意味があるそうだ。( "Four of fish" is a popular order representing four pennies' worth of fish and chips, )
"thinkin' between ourselves how uncommon handy a four of gin hot would be," の意味は、ここだけの話、安いホット・ジンの一杯でもひっかけたいと思いながら。

I knew that them two houses in Lauriston Gardens was empty on account of him that owns them who won't have the drains seen to, though the very last tenant what lived in one of them
died o' typhoid fever.


これも、them や him が何を指すのかやどれがどこにかかっているのかなどがよく分からなかった。
たぶん、意味は、ローリストン・ガーデンのその家は2つとも空き家だった。家主は、排管が壊れていたのに修理をしなかった。片方の家に住んでいた最後の住人は腸チフスにかかって死んでしまったのに。
("won't have the drains seen to," は、排水が悪いのに直さなかったこと?)

その空き家の中から明かりが見えたので、おかしいと思って家の戸口まで行った。
自分の英語の読解力もかなりいいかげんで、分かったようなつもりで流し読みしていた。

英語は、コンピュータなどの専門書が一番やさしくて、ノベル、とくに古いノベルを読むのは苦手だ。

<関連記事>
「星を継ぐもの」、SF史上に燦然と輝く傑作
「Ginger」 は、イスラエルで開発された、無料で、英文をチェックしてくれるソフト。

⇒Ginger

スペルチェックや簡単な文法事項をチェックしてくれるワープロソフトは多くあるけれど (たとえば、Word 2010 の英文アシスト機能など)、「Ginger」 は、前後の文脈などを考慮に入れて、ネイティブなみの自然な英文に訂正してくれるという。
私は、翻訳ソフトを含めて、この手のツールをあまり信用していないのだが、ためしに使ってみることにした。

実は、先週、伊勢神宮にはじめて参拝した。
途中、参道を取り囲むように生い茂った太古の樹木たちが、私に畏敬の念を起こさせた。
その時のことを思い出しながら、とりあえず、以下のような英文を入力してみた。

 I made the first pilgrimage to Ise-Jingu last week, which is the oldest shinto shrine of Japan.
 As the shrine was surrounded by the dense forests,  I had to walk long steep mud pathes through the woods to enter the sancutuary.
 The old trees on the way that towering into the blue sky filled me with awe and reverence.  Even though I was a secular mind,  I could perceive divine spirits in this ancient landscape...

本当は、the sanctuary は the holy site にした方がいいような気もするが、スペルチェックを使うためにも、わざとつづりがあやふやな sancutuary を使ってみた。また、観光がてらで行ったお伊勢参りに、  pilgrimage という単語を使うのもどうかと思ったが、そのままにしておいた。(帰りに、街道沿いのお店にも寄った。地ビールやアワビや魚の干物などとてもおいしかった。)

「Ginger」 の話にもどせば、「Ginger」 は、青のハイライトでマークした箇所を、以下のように訂正するようにアドバイスしてきた。

①「pathes」を、「paths」に訂正する。

②「sancutuary」を、「sanctuary」に訂正する。

③ 「that towering into the blue sky 」を、
  「that were towering into the blue sky 」に訂正する。

アドバイスにしたがい、以下のように訂正した。

 I made the first pilgrimage to Ise-Jingu last  week, which is the oldest shinto shrine of Japan.
 As the shrine was surrounded by the dense forests, 
I had to walk long steep mud paths through the woods to enter the sanctuary.
 The old trees on the way that were towering into the blue sky filled me with awe and reverence.  Even though I was a secular mind,  I could perceive divine spirits in this ancient landscape...

「pathes」を、「paths」に訂正するとか、「sancutuary」 を「sanctuary」 に訂正するとかのスペルチェック機能は、たいていのワープロソフトにも備わっている。
だけど、「Ginger」 は、時制や単複や前置詞なども含めて、前後の文脈から英文の適合性をチェックしてくれるそうだ。

ここでは、「that towering into the blue sky 」を、「that were towering into the blue sky 」に訂正するようにアドバイスしてきた。
たしかに、この方が文法的に正しいような気がする。

過度な期待は禁物だけれど、最初に予想していたよりも、ずっと実用的なソフトだと思った。

「Ginger」 は、Google Chrome や Firefox などのブラウザ(何故か、IE版はなかった )にエクステンションを入れて使うことができる。  また、マイクロソフトのOffice にビルトオンを組み込んで使うこともできる。
ためしに、Office 2010 に組み込んで、Word を使ってみた。 すると、英語を入力しながら、「Ginger」 がおかしいと判断すると、その箇所と訂正オプションを指摘してくれた。
残念なことだけど、「Ginger」はネット接続が必要なので、オフラインでは使えない。
これは、「Ginge」が、ネットの中の膨大な英文を参照しながら、英語の適合性を判断するため。
近いうちに、アンドロイド版も出るそうだ。 スマフォの小さな画面だと入力ミスも起きがちだから、スマフォでちょっとした英文を書く場合には、便利かもしれない。

参考記事
The Elements of Style, by Willium Struk Jr., E. B. White
テーマ:英語学習記録
ジャンル:学問・文化・芸術
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